2024-07-01

休日と朝、「趣味」の農作業:ご隠居さん

今日から7月、月日の経つ早さを感じます。「光陰矢の如し」。

先日、学習センター職員から「所長は、旅行好きなように見えますが、結構、旅行に行きますか」と質問。しばらく考え、確かに旅は好きだけど最近、旅に行ってないことを知る。

「何故か」と考えるに「趣味」の農作業を楽しんでいるのが一因。本日は、「趣味」の農作業について一部再掲も含め少し記します。

5月から早朝農作業開始。今は、まず、ブリーベリー、キュウリ、ナス、トマトを収穫し、時間に余裕があれば、畑の草取り。アッという間に畑に草が繁茂。草が小さい時に「草をタタク」のが秘訣。

写真は、30本のブルーベリーがある我が家のブルーベリー園とブルーベリー。


我が家、畑以外に広大な果樹園があり、その草刈りは3日仕事。先日は、果樹園の除草。綺麗になると気持ちが良いです。

本日の大仕事は、庭木や垣根の剪定。庭木や垣根が伸び放題。気になっていました。

写真は、昨年の剪定前後の垣根。



5キロの剪定用「バリカン」で剪定。「バリカン」で刈り込みますが、15分刈ると手の疲労で休憩。50キロのベンチプレスはやれても、5キロの「バリカン」、15分が限度。さらにボディビルで筋肉を鍛える必要あり。

庭仕事や畑仕事をしながら「ご隠居さん」についてふと考える。辞書の「隠居」の定義は、「官職・家業などから離れて、静かに暮らすこと。また、その人」。「静かに暮らす」が重要に感じます。

何となく明治生まれの祖父を思い出す。大工の棟梁として第一の人生を終え、第二の人生は、お寺や神社の総代にも従事。祖父が、辞書を引きながら総代挨拶を作文していたのを思い出す。

総代の仕事は、挨拶だけでなく、お寺や神社の修理もあり。これは大工の棟梁経験者の祖父ならではの仕事。小中学生の頃は、長いハシゴを持って祖父の助手としてお寺や神社の屋根裏で修繕の仕事。

一方、祖父の日常は、4アールの畑仕事。朝から家の前の畑に行き、お昼には収穫野菜を持って帰宅。

その野菜を頂き昼食。祖父は、ニンニク焼酎をコップに一杯飲みながら嬉しそうに昼食。昼食後は2時間程度の昼寝。

そして、4時頃からお風呂を沸かし、一番風呂に入り、焼酎を一杯遣り夕食。

これって「ご隠居さん」の生活に思います。第二の人生、静かに自分のやりたいことをやり楽しく生きる。お寺や神社の総代等、ボランティア活動も楽しむ。これ「ご隠居さん」として重要かと思う。

我が第二の人生、今は「勤め人」なので「ご隠居さん」の生活とは少し距離があります。しかし、「勤め人」の生活が終わったら、自由な時間の多い「ご隠居さん」生活を楽しみたいと思う。

趣味の畑仕事や庭仕事を楽しみ、私に可能な「ボランティア活動」を楽しむ。

人生百年時代、第二、第三の人生を如何に生きるか、重要に思います。第三の人生、夢は「ご隠居さん」の生活。

『老いを忘れる』(安岡正篤 一日一言)

「真の人物は気概があると共に、どこかゆとりがあって、楽しむ所がなければならぬ。それで、初めて老いを忘れることが出来る。また実際にいつまでも老いないで暮らすことができる」。

「気概、ゆとり、楽しむ」。『老いを忘れる』三要素。「三要素」を忘れずに、老いを忘れて暮らします。