本日は、広報活動、「人集め」について少し記します。これは、放送大学の広報活動を通じた入学志願者の増加等とも関連します。
2021年度の私立大学・短期大学等入学志願動向によると、入学定員充足率が初めて100%を下回り、未充足校の割合は、約半数とのこと。
18歳人口が、直線的に減少している今、主として18歳人口を入学志願者の対象としている大学等では、さらに入学定員未充足校が増加すると予測されます。
我が放送大学、通信制の私立大学、大学経営における入学志願者数は重要です。中間管理職の学習センター所長業務の一つは、志願者増加に向けた広報活動。
放送大学の学生さんの年齢は、10代から100歳代と巾が広く、18歳人口が主たる対象の通学制大学とは、入学志願者の対象が異なります。
私が28年間お世話になった山形大では、放送大学の授業を活用した自己研修制度があるという話を聞いていました。
詳細を調べてもらうと「山形大学事務系職員放送大学活用研修」との制度で、各学期最大18名まで大学の支援により研修が可能とのこと。
早速、厳選した資料を持参して工学部と農学部を訪問し、学部長及び事務長にその話を紹介。そして、事務職員の研修推薦を依頼。この研修に5回参加した職員もいて、広報活動の重要性を再認識しました。
「人集め」の難しさは、これまでに色々と経験。約15年前の農学部長の時は、大学入試前期倍率3倍以上を数値目標に「入試倍率3倍委員会」を立ち上げ、優秀な若手の教員に対応を依頼。
依頼した優秀な教員の尽力で、私が農学部長の時は、平均倍率3倍を維持。懐かしく思い出します。
さらに、大学院修了時からほぼ毎年30年間、学会で友人と小集会やシンポジウムを企画。ここでも「人集め」について多面的に学びました。
このような企画で人が集まるには、1)テーマが多くの研究者の興味を引く、2)講演者が興味深いテーマで活発に研究している、3)多面的な広報活動を行う、この3つが少なくても重要に感じました。
このような集会を企画して、会場一杯の参加者となり、熱い議論が繰り広げられると思わず頬が緩み、企画者冥利を感じます。
放送大学広報活動、これから「夏の陣」、色々と戦略を考えながら多面的な活動を実施し、楽しい出会いも期待しています。本日は、「広報活動、「人集め」について考える」を紹介しました。
『えがお』(平澤 興:一日一言)
「顔は心の窓というが、えがおであいさつするには少なくとも三つのものが要(い)る。即ち美しい心と、正しい心と、強い心である」。
「心がにごっていたりまちがっていたり、自分の気持ちに勝てないようでは、美しいえがおは持てない」。
広報活動でも「えがお」、重要に思います。「えがおであいさつする」、肝に銘じます。