信州松本で「そばきり」居酒屋を訪問。まずは、イカとキュウリの塩もみで冷たいビールをキューッと一杯。そして、名物の馬刺しを地酒でグイッと一献。さらに「香ばしいかきあげそば」を焼酎のロックで食す。
本日は、一部再掲も含め「居酒屋放浪記」を少し記します。ここ数年は、小グラスでの生ビールとその後の一合の日本酒。最後の締め、焼酎のロック一杯。この三杯で終了。「放浪記」でなく「居酒屋探訪記」。
「私は、男は、いやもちろん女もそうだけれど、時々一人になる時を持つことは大切と思う。会社も友人も家族も、すべてのしがらみから離れ、一人でぼんやりする。何か考えても良いが、考えなくても良い」。
これ分かります。独りになってボヤッとする時間、必要に思います。
「男が一人になって何をするかといえば、それは酒を呑むのが一番ふさわしい。居酒屋の片隅で、何も考えず一人、盃を傾けぼんやりする。人嫌いで山に登るのとは違い、あくまで市井の、他人のうず巻く町の中にあって孤独を愉しむのである」。
盃を傾け一人ボンヤリ孤独を愉しむ。いいっすね。
「男が会社の帰りに一杯やるのは、会社の集団的時間の熱気をそのまま家庭へ持ち帰らないための、クールダウンであり、また次に家庭という集団へ入るための、束の間の自己解放なのだ」。
これは、太田和彦さんの『超・居酒屋入門』の一部抜粋。
全く同感です。しかし、鶴岡と山形の往復生活の今、「男が会社の帰りに一杯やる」は、ほぼ現実的でなく、「クールダウン」や「束の間の自己解放」は夢物語。
「居酒屋放浪記」に憧れていますが、それが実行できる機会はほとんどありませんでした。そんな中、先日、所用で信州松本を訪問。所用を終えホテルでチェックイン。
早速、フロントで「信州松本居酒屋マップ」を入手し、少しウキウキして「居酒屋放浪」のお店を探索。「そばきり」居酒屋でのひと時を楽しみました。
前述の太田さんは、『居酒屋放浪記 立志編・疾風編・望郷編』の著者でもあります。
『居酒屋放浪記』は、太田さんが全国の居酒屋を訪れ、美味しい郷土料理や地酒を楽しみ、その「ウンチク」を記した書。そこには、良い居酒屋の見つけ方が記されていました。
「居酒屋放浪」初心者の私、『居酒屋放浪記』を読み直し、次回「放浪」の準備をしたいと思います。見知らぬ土地でフラリと「居酒屋放浪」、いいですね。
『笑いと成長』(平澤 興 一日一言)
「ある人が申しました。どこまで笑って暮らせるかということで、その人の人間としての成長がわかると」。
「ある人は80のところでもう怒ってしまう、ある人は70のところでへこたれてしまう、ある人は95くらいのところまでは我慢できる等々です」。
「どこまで我慢できるか、どこまで心の平和を保つことができるかというような高さが、その度盛りが、人間の成長度を示す」。
「どこまで我慢できるか、どこまで心の平和を保つことができるか」、簡単なようでそうでもないと思います。『笑いと成長』、胆に銘じます。