今年12月、熊本で開催の国際シンポで基調講演を依頼され、英語を学ぶために放送大学の2023年度1学期受講科目は、『グローバル時代の英語』に決定。「付け焼き刃」です。本日は、その授業について少し紹介します。
これまで、英語関係では、『英語で読む大統領演説』と『英語で「道」を語る』を履修。この2科目、とても興味深く、歯ごたえのある講義でした。
下図は、放送大学で開講されている語学の授業を示し、授業科目名の上に記された数字の大きい科目が難易度が高い。
上述の2科目は、テレビ番組。インターネットで「何時でも、何処でも」視聴可能でした。今回の『グローバル時代の英語』は、ラジオ番組。映像はありませんが、ネットで「何時でも、何処でも」聴講可能です。
まずは、『講義概要』を紹介しましょう。
「今や英語の使用人口は全世界で10億人を超えると言われているが、そのうち母語話者は3.8億人に満たない。従って今日では英語が使われる場面は、非母語話者同士の可能性が高いといえる」。
「今や英語の使用人口は10億人を超え、そのうち母語話者は3.8億人」、知りませんでした。
「非母語話者同士の可能性が高い」、これ当たっています。留学生の指導は、英語での対応です。留学生の英語は、米国人等の英語と比較すると分かりよい英語。これは母語話者と非母語話者の違いに思います。
「非母語話者間の共通語として英語を捉えると、それを使うために必要な力は規範的な英語の範囲を超える。この科目では「グローバル・コミュニケーション(GC)のための英語」をテーマに英語を学習する」。
「非母語話者間の共通語として英語を捉えると、それを使うために必要な力は規範的な英語の範囲を超える」、これも当たっています。「GCのための英語」、国際シンポの基調講演に役立ちそうです。
次に、『授業の目標及び内容』を記します。
「共通語としての英語を論じた文章の読解、関連するテーマの聴解や非母語話者が話す英語の聞き取り、非母語話者としての英語の発信方法などを学習し、非母語話者英語を理解する力と発信する力を高める」ことが授業の目標。授業内容は、下述のようです。
「第1回 グローバル言語としての英語に関わるTED talk から「GCのための英語」を学ぶ」。
「第2回 グローバル言語としての英語について述べた文章の精読を通して「GCのための英語」を学ぶ」。
「第3回 非母語話者による発話の聞き取りを通して「GCのための英語」を学ぶと共に、実際に使われている英語表現を用いて自分の意見を表現する方法を学ぶ」。
「第4回(1)、第5回(2)英語至上主義に関する TED talk から「GCのための英語」をさらに学ぶ」。
「第6回 普段余り耳にすることのない英語の話者による発話の聞き取りを通して「GCのための英語」を学ぶと共に、実際に使われている英語表現を用いて自分の意見を表現する方法を学ぶ」。
「第7回(1)、第8回(2)言語と文化の関わりについての TED talk から「GCのための英語」の理解を深める」。
「第9回 再び非母語話者による発話の聞き取りを通して、言語と文化の関わりについての理解を深めると共に、実際に使われた語彙や言い回しを使って自分の意見を表現する方法を学ぶ」。
「第10回(1)、第11回(2)シングリッシュ(シンガポール英語)について述べられた英文の読解を通して「GCのための英語」の理解をさらに深める」。
「第12回(1)、第13回(2)再び普段余り耳にしない英語の話者による発話の聞き取りを通して「GCのための英語」を学び、実際に使われている英語表現を用いて自分の意見を表現する方法を学ぶ」。
「第14回 世界市民についての TED talk から「GCのための英語」を把握する」。
「第15回 世界市民について述べた英語話者の発話の聞き取りを通して「GCのための英語」を学び、実際に使われている英語表現を用いて自分の意見を表現する方法を学ぶ」。
「TED」とは、「Technology Entertainment Designの略称で、ニューヨークに本部を置き、様々な分野の専門家による講演会を主催しているNPO団体」とのことです。
15回の授業、盛りだくさんで楽しく勉強できそう。今からワクワクしています。
これまでにTed講演を聴いたことがあります。興味深い講演が多く、今回の番組でもTED talk が取り上げられるとのことで楽しみです。
私の場合、英語は、勉強してもグングン上達はしませんが、学習を止めるとアッと言う間に、「聴けない、話せない、読めない、書けない」の「英語四重苦」に襲われます。
今年4月から12月までは、NHKの『ビジネス英語』と『グローバル時代の英語』の学びを継続し、毎日たっぷ英語をアビて「英語を聴ける耳」と「英語を話せる口」に進化させたいと思います。
今までも、今も、これからも「継続は力なり」、重要に思います。4月から心新たに『グローバル時代の英語』を楽しみ、12月の国際シンポに対応します。放送大学の英語教育に感謝。
『道を拓くもの』(平澤 興 一日一言)
「若人よ、諸君が覚悟をして燃える時、諸君には自らもわからぬような無限の可能性が展開されるのだ」。
「この可能性の展開は、いわゆる頭のよしあしの問題ではなく、実に諸君の火と燃える意志と何ものにも負けない不屈の努力にある。情熱、実行、努力、これこそが諸君を生かし、諸君を伸ばす力である」。
「諸君はその目的に向かって全情熱を傾けることだ。不屈の意志のあるところ、道は拓ける」。
『道を拓くもの』、「不屈の意志のあるところ、道は拓ける」、学びです。