「♩旅のつばくろ(燕)♬ 淋しかないか♪ おれもさみしい♫ サーカス暮らし♩ とんぼがえりで♪ 今年もくれて♬ 知らぬ他国の♪ 花を見た」、これは美空ひばりさんの『サーカスの唄』。昭和8年(1933年)。本日は、つばくろの続編を少し紹介します。
ツバメが我が家に来ると車庫は、ツバメの住処になり我が家の車は庭に駐車です。今春、我が家にやってきたツバメ、今年は、二番(つがい)が営巣。例年、一番で、今年は異例です。
そして、可愛い雛が孵化し、無事に巣立ちました。さて、これで車庫が使えると思ったら、2回目の営巣が始まり、夏に雛が巣立ちました。これも異例。我が家、余程、住みよいのかと思いました。
今年は、これでやっとツバメともお別れだと思ったら、初秋の今、我が家の車庫に時々やって来ては、私を見つめて賑やかに鳴いています。
早く南に帰って欲しいのですが、帰りません。南に帰るには何が要因なのか興味を持ちました。
そのツバメ達、私が早朝、「趣味の農業」で汗をかいていると電線に止まり賑やかに鳴いています。
耳を澄ましてよく聞くと、それは「ショウチュウイッパイ、ショウチュウイッパイ、グイー」と聞こえます。
この鳴き声をコンピューターで漢字変換すると『焼酎一杯、焼酎一杯、グイー』。
焼酎を愛する私の心を見透かして鳴き、私を誘惑。憎いツバメ。
しかし、ツバメの誘いに乗って毎日、「焼酎一杯、焼酎一杯、グイー」はやりません。私の「焼酎一杯、グイー」は、週2回。放送大学学習センターが休みの月曜日と「花の金曜日」。
本日は、「焼酎一杯、グイー」の月曜日。夕方の「グイー」が楽しみです。
「焼酎一杯、グイー」を聞きながらの早朝農業。爽やかで気持ちが良いです。清々しい朝、貴重で楽しい一時。毎朝、「焼酎一杯、グイー」と、誘ってくれる「心優しい」ツバメ達、「良い友人」。
日本各地では、「燕が巣を作るとその家は繁盛する」と言われているとか。今年は、前述したように二番が営巣し子育て。さらにその後、2回目の繁殖。「我が家が繁盛する」のが楽しみです。ツバメに感謝。
『姿』(安岡正篤 一日一言)
「宮本武蔵が尾張藩の槍術指南役・田邊長常を訪うたことがある。たまたま玄関に出た長常は、武蔵を見て、これはみごと!と嘆じ、しばし凝然(ぎょうぜん)とみつめていたという(八代城山夜話)」。
「もっともな、実に好い話である。戦前は時に、うむ!出来ておるなと思わせられる人物に会うことがあった。その後、年を逐うて、そういう人物の風姿に接することが少なくなった」。
「この頃人間の姿態の頽廃(たいはい)は実にひどい。脊柱が曲がって、顎を出し、腰がふらふらで、脚がひょろついている若者が多い」。
「蹴飛ばしたら二片か三片に頽(くず)れてしまいそうだ。整形外科の専門医の話では、若い者にこの頃ぎっくり腰が多い。姿勢が悪いからだという」。
「日本の政治も経済も教育も凡(すべ)て姿勢が正しくない。従って、とかくふらついている。まず姿勢を正したいものだ」。
我が家のツバメ、姿が良いです。特に、スイスイと滑空中のツバメは美しい。格好が良いです。電線に止まっているツバメも格好良い姿。『姿』、重要に思います。