2024-07-10

松ヶ岡奉仕作業、河川一斉清掃の草刈り

私が住む松ヶ岡、先日の日曜日は、朝6時から集落を流れる河川の両岸、河川一斉清掃の草刈り奉仕作業。一部再掲も含め少し紹介します。

写真は、駐車場に集まった「軽トラ」部隊。

松ヶ岡の方は、6時作業開始だと15分前には、ほぼ全員集合。我が班の隊長さんから、参加のご褒美に軍手と冷たいお水の配給。

6時に世話役さんから「無理をしないで怪我のないよう作業して下さい」との挨拶後、作業開始。

集落60戸弱の各家から一人参加。8つの班に分かれ約30分間の草刈り。いい汗を流しました。

写真は、草刈り前後の河岸。


松ヶ岡では、年に数回、このような奉仕作業があります。毎回、この作業を通じ地区の方々と貴重な情報交換。30代の若い方から80歳以上のご年配、ご婦人もあり、皆さんから元気を貰います。

四方山話では年齢の話も出て、我が家族が松ヶ岡に移住した時30代だった方が、50歳になったとの話に、年の過ぎゆく早さを感じました。我が家も松ヶ岡にお世話になり17年目、早いです。

松ヶ岡では、旧庄内藩主を総長と呼び、松ヶ岡での行事に招待。私が移住した時、旧庄内藩18代当主酒井忠久総長から「松ヶ岡開墾場綱領」を頂きました。


これは、大正15年12月に記され、五箇条から成る「綱領」で、松ヶ岡各家にあります。

一、松ヶ岡開墾場は、徳義を本とし産業を興して国家に報じ以て天下に模範たらんとす。

一、気節凌霜天地知の箴は、我が松ヶ岡の精神なり 之を服膺して節義廉恥を振起すべし。

一、少長各其の事に任じ神に祈誓する心を以て其の職責を盡すべし。

一、己を正しくし長短相済し和衷協同徳に業に従うべし。

一、父祖勤労の功を思い勤倹力行創業の目的を貫徹すべし。

「松ヶ岡開墾場は、徳義を本とし産業を興して国家に報じ以て天下に模範たらんとす」、この一文を初めて読んだ時、とても感動。

このような「綱領」を掲げて生活している人々があり、集落が存在することに驚きです。このような志、今までも、今も、これからも重要に思います。

よき伝統が残る松ヶ岡。「不易流行」、時代が変わっても変えない事と時代に適応して変える事、重要に思います。いい伝統や文化は、次世代に残したい。

松ヶ岡を開墾した開墾士の皆さんや、日頃お世話になっているその末裔の方々に感謝です。

『日本の危機の一原因』(安岡正篤 一日一言)

「日本の行詰りは意外に速く且だらしがなかった。その根本的な一原因は、戦後意外に速く復興し繁栄したのに気を好くして、世をあげて小の字のつく者がはびこったことである」。

「小利口者、小才子、小ずるい輩から、小悪党など。然しこんな者のだめなことは今に始まったことではない」。

「やはり、おっとりした、思慮あり、情ある、真面目で勤勉な、頼もしい人間でなければ人が好まない、信用しない」。

「これから日本人は心を入れかえて人間を修養し、生活を正し、事業を興さねば、益々危くなると思う」。

『日本の危機の一原因』、なるほどと思います。