2024-06-29

『岩波ジュニスタ』出版決定通知が届く

昨日、岩波書店ジュニア新書担当者から「本日、社全体の編集会議で無事に『ジュニスタ』の企画が決まりました」との嬉しいメール。本日は、『ジュニスタ』とその出版について少し記します。

『ジュニスタ』は、2021年3月に創刊が開始された中学生を対象にした学習入門シリーズ。正式名称は、『岩波ジュニアスタートブックス』

「自分の可能性を広げていくための「学び」に役立つシリーズ」とのことで、これまでに約20冊が出版され、以下のような特長があります。

1.「自分で考える力」を養うための視点を提示し、自由な発想、豊かな思考力を磨くシリーズです。

2.「〇か×か」という二者択一ではない、「正解のない問い」の答えをいっしょに考えます。

3.新しい世界を知りたい、ものの見方や考え方を変えてみたい、興味や関心を広げたい……、そんな中学生のより深い学びや探究への扉をひらきます。

4.人間関係に悩んでいる、勉強がおもしろくない、将来の夢が見つからない……、中学生が直面する様々な悩みに寄り添います。

5.信頼できる著者による執筆。授業や探究学習の参考図書として、安心して活用していただけるシリーズです。

私は、これまで12冊の著書を執筆しましたが全て共著。その中で5冊は、編集にも携わりましたが、単著は初めて。

この企画は、今まで2冊お世話になった岩波ジュニア新書編集者から昨年12月に執筆の依頼があり、気合を入れて企画書の作成に取り組む。


しかし、長年付き合った担当者が執筆依頼後2週間で他の部署に異動し、新たな担当者と交代。その担当者とZoomで4回打ち合わせ後、ジュニア新書編集者会議、社全体の編集会議で企画が採択。

本のタイトルは、『挑戦する田んぼー持続可能な米作りを目指して』。今年9月末までには執筆を終える予定で執筆開始。放送大学山形学習センター長兼特任教授の私、「特任教授」の任務に多少貢献出来そうです。

この3ヶ月、田んぼの生物相の観察や関係者へのインタビュー等、想定外の「古希」の一年を楽しめそうです。岩波の担当者に感謝。

『縁尋機妙、多逢聖因』(安岡正篤:一日 一言)

「良い縁がさらに良い縁を尋ねて発展していく様(さま)は、誠に妙(たえ)なるものがある。これを「縁尋機妙(えんじんきみょう)」という」。

「また、いい人に交わっていると良い結果に恵まれる。これを「多逢聖因(たほうしょういん)」という。人間はできるだけいい機会、いい場所、いい人、いい書物に会うことを考えなければならない」。

『縁尋機妙 多逢聖因』、本当だと思います。今までも、今も、これからも縁を大事にしたいと思います。