2024-06-21

山形交響楽団定期演奏会、「ブラームス」

山形交響楽団第318回定期演奏会、指揮は、常任指揮者の阪哲朗さん。メインは、ブラームスの「バイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調作品102」。これがもの凄く良かった。少し記します(「#山響」)。

「演奏会プログラム」には、「バイオリンとチェロのための二重協奏曲」の紹介として下述の記述。

「この曲は、2人のきわめて優秀な独奏者と有能な指揮者による管弦楽によって演奏されなければ真価が発揮し得ない難曲」。

「しかし、その3者が融け合ったときは、他の協奏曲では聴くことができない壮麗な響きと、2つの独奏から生まれる情緒、躍動の深い感動は、この曲でしか味わえない多彩さをもって聴き手を魅了する」。

私、クラッシック音楽とは縁遠い生活で、クラッシック音楽は、よく知りません。しかし、50名近い交響楽団メンバーが、一心不乱で演奏する、その熱量は体に響き、心に響き、感動。

多彩な楽器が、調和を保って一つの交響曲を醸しだす。その素晴らしさ、いいですね。

かつて紹介しましたが、私の元ライフワーク、「生物群集の多様性と調和の維持機構の解明」を思い出します。生物群集は、多様な生物より構成され、その群集は調和を保っているように思います。

交響楽団の演奏を聴くたびに、多彩な楽器が調和を保って醸し出す音楽の素晴らしさに感動。交響楽団の個々の演奏者の力量も凄いですが、指揮者の阪さんの指揮も素晴らしい。指使いが繊細。

「その3者が融け合ったときは、他の協奏曲では聴くことができない壮麗な響きと、2つの独奏から生まれる情緒、躍動の深い感動は、この曲でしか味わえない多彩さをもって聴き手を魅了する」。

いやー、素晴らしい。「聴き手を魅了する」でした。

毎回、山響定期演奏会に行くのが楽しみ。常任指揮者の阪さんと山形交響楽団の皆さんに感謝。有り難う。

9月8日第319回定期演奏会のメインは、「チャイコフスキーの交響曲第6番ロ短調「悲愴」作品74」、指揮者は、阪さん。9月も楽しみです。

『運鈍根』(平澤 興 一日一言)

「世の中に運鈍根などという言葉がある。鈍とは私のいうのろさであり、根とはのろさを知る故に心の底から出る根である」。

「運とは鈍根のような誠実な生き方をする人に与えられる天の恵みということかと思われるが、面白いもので大成した人々には、確かに運鈍根型の人が多い」。

「大成した人々には、確かに運鈍根型の人が多い」、面白いです。