2023-03-07

早春の風物詩、白鳥V字型編隊でシベリアへ

今年もコハクチョウが、シベリアへ帰る季節になりました。昨日の「忠犬クニオ」との朝散歩で、「クワウ、クワウ、クワウ」と鳥の鳴き声が聞こえ、上空を見ると白鳥。北国の冬も終わりです。

本日は、一部再掲も含め「白鳥の渡り」等について少し記します。

毎年11月、シベリアから白鳥が庄内に飛来し、冬を知らせます。そして、庄内で越冬した彼らは今、シベリアへの旅立ち。北国に春到来。

私が住む松ヶ岡の散歩コースに池があります。毎年、白鳥の一群がシベリアに帰る前にその池によって一休み。今年も例年のように、その池で白鳥の一群を見ました。

彼らの飛行の多くは、V字型編隊。この編隊飛行を見ると、何時も「先頭のリーダーは、大変だろう」と思います。また、どのように方位を知り、シベリアと庄内を往復するのか疑問でした。

ネット情報ですが、少し紹介します。

「渡り鳥が、南や北へ向かう時は、太陽や星座の位置及び、地球の磁気を使って方位を知ると考えられる。鳥は体内に方位磁針を持ち、方角がわかる」。

初めて知りました。

「そして、ある程度の処まで行くと地形の記憶をたよりに飛び、最後は目視で目的地へ到着。時には、匂いや仲間の鳴き声も手がかりにする」。

地形を記憶、凄い!!

「渡り鳥は南北へと移動。例えば、白鳥は、春夏は北のシベリアで子育て、秋冬は南で過ごす。渡る理由の1つは、効率よい餌の獲得。北半球では春夏は「北」で、秋冬は「南」で多くの餌を効率よく獲得」。

「V字型編隊飛行は、省エネ飛行だと考えられる。25羽の渡り鳥の編隊飛行は、単独飛行に比べ、同じエネルギーで70%も飛行距離を伸ばせる。その一つの理由は、前を飛ぶ鳥の気流が、後ろの鳥を助ける」。

「翼から横に流れる風は、上を向く。つまり、横には上昇気流がある。そして、斜め後ろにいることで、後ろ向きの風と上昇気流の恩恵がある。これが、V字型編隊の意義」。

「また、鳥の群れはときどき先頭を入れ替える」。

V字編隊飛行、先頭のリーダーが、常に群れを先導すると思いました。しかし、先頭は、入れ替わるとのこと。なるほど。また、移動中の死亡もかなりある。移動は、決死の行動です。

V字型編隊飛行、それなりの意義があることを知りました。

今年11月、またハクチョウに会えるのが楽しみです。

『挑戦する』(平澤 興 一日一言)

「自己に与えられた無限の可能性に挑戦することこそ、最大の人間的な生き方であろう」。

白鳥がシベリアで繁殖し、新たに産まれた白鳥は、一大決心の渡り。おそらく命懸けの挑戦でしょう。「無限の可能性への挑戦」、何時になっても必要に思います。