2023-03-21

ボディビル、3月の「パワーゲート」雑談会

昨年9月からお世話になっているボディビル、「パワーゲート」では、毎月末の土曜日に「雑談会」が開催されます。先日行われた3月の「雑談会」について少し紹介します。

昨年までの「雑談会」は、講演者が30分話題を提供し、その後、各自が持参したお酒等を酌み交わしての多面的な意見及び情報交換。

今年からは、講演から話題提供者が読んだ本の紹介に変わりました。今年第2回目の話題提供は、何時もお世話になっているオーナー兼トレーナーの「師匠」。紹介書籍は、外山滋比古著『思考の整理学』。

外山さんの著書、かつて読んだ記憶があり本棚を探したら『本物のおとな論』を発見。

外山さんは、「我々の頭は知識を収納する倉庫の働きを維持しつつ、新しいものを生み出す工場としての役割も果たさなければならない」と述べる。

そして、「それでは、脳内工場の作業効率をあげるにはどうすれば良いか。それは、普段から倉庫の中を整理しておけばよい。余計なものを倉庫の中に極力入れず、必要なものを取り込み、そして何時でも使えるように整理しておく」と続ける。

さらに、「こういった心掛けによって頭の中に広いスペースを常時確保しておけば良い。頭の倉庫を整理するにあたり何が大切かといえば、睡眠だ」と「思考の整理」に関する睡眠の重要性を強調する。

また、「人間には忘れるべきものと、覚えておくべきものとを振り分ける自然忘却とよばれるシステムが備わっている。つまり睡眠がその役割を果たしている」と睡眠の役割を紹介。

確かに、記憶に脳を使いすぎると思考に使う容量が減ることは感覚的には理解可能です。その為に睡眠が重要との指摘は初めての気づき。睡眠の重要性を学びました。

そして、「ところが現代人は、睡眠の忘却作用だけでは処理しきれないほどたくさんの情報に触れ、多忙の中で暮らしている」と情報過多の現状を指摘する。

「だからもし、あなたが頭を働かせたいのであれば、自分にとって不必要なものをドンドン忘れていかなければならない」と忘却の必要性に触れる。

また、「体を動かし気分爽快になるのは、頭がキレイに掃除されている、忘却が行われている証拠である。適度のスポーツは頭の働きを良くするのに必須条件でなくてはならない」とスポーツの重要性も紹介。

忘却の必要性と頭の働きを良くするスポーツの効果、同感です。

『思考の整理学』、学びになりました。外山さんと紹介者の「師匠」に感謝です。

忘年の交わり(年齢差に関係なく親しく交わる)である老若男女による「雑談会」、重要に思います。亡形の交わり(身分や職業にとらわれない交わり)である「雑談会」、必要に思います。

話題提供の後は、何時ものように「忘年及び忘形の交わり」。楽しく多面的な意見及び情報交換で盛り上がりました。参加者の皆さんに感謝です。

『元気』(安岡正篤 一日一言)

「われわれは「気」を養うということが、一番根本の大事だ。いわば生のエネルギーを養うということ、いい換えれば「元気」ということが一番である」。

「元気がないというのは問題にならぬ。しょぼしょぼして、よたよたして、一向に反応がないなんていうのは、論ずる価値がない」。

「とかく人間は有形無形を論ぜず、元気というものがなければならない」。

「元気というものは、つまり生気である。生のエネルギー、生々しておるということである」。

『元気』、重要です。元気の源の一つは、心身共に健康であることに思います。