2023-03-05

3月別れの季節、センター所長とのお別れ

「散る桜、残る桜も散る桜」。これは良寛和尚の詩です。弥生3月は、別れの季節。学習センター所長とのお別れ。今年度、山形学習センターが所属する北海道・東北ブロックでは、2名のセンター長が退任。

本日は、3月2日に開催された、当ブロック所長連絡会議での退任される先生の「講話」の一部を紹介します。

お一人の所長は、『所長の5年間を振り返って』とのタイトルで、「怒濤の5年間」、「学生と如何につながるか」、「広報をかねた講演・講師」、「私立大学を母体校とするセンターの特性と課題」を紹介。

所長としての5年間の苦労の一端を学び、色々と参考になる貴重な「講話」。所長としての苦労話は、所長でしか理解できない話もあり勉強になりました。

特に、市立図書館等の講演会に後援として講演者を送り、講演の最初に放送大学を紹介する広報は、とても参考になりました。どこのセンターでも学生集めは苦労の種に思います。

もうひと方は、ピアニストの所長。昨年12月に「放送大学青森学習センター公開レクチャー・コンサート」、『ベートーヴェンのピアノ・ソナタと共に』を開催され、そこで紹介された内容を話されました。

特に、これまで如何にピアノや音楽と関わった人生であったのかをご自身の「半生記」として紹介。

4歳の時、自宅の向かいにピアノの先生が引っ越して来て、その縁でピアノを習い始めたこと。

ピアノがない時期は、紙に鍵盤を書いて練習したことや、9歳の時、お父さんが、会社員の年俸に匹敵する値段のピアノを購入したことを紹介。

さらに、小学校の高学年からは、片道2時間の音楽を専門にする小学校に転校し、音楽大を卒業後は、米国やドイツの大学に留学して学ばれた事等、人生の一端を話されました。

ニューヨークのジュリアード音楽院への入学は、世界的に有名な指揮者バーンシュタイン氏からの推薦によるとか。

そして、ドイツのマンハイム音楽大を主席で卒業し、一生ドイツで生活する予定であったが、外国人パージに会い、帰国せざるを得なかったこと等も紹介。

初めて聞く話ばかりで凄い先生だと初めて知り大変驚きました。是非とも、先生のピアノ演奏を聴かせて欲しいとお願いしました。

改めて当ブロックの多彩な所長を知りました。お二人の先生に感謝です。

私も後2年で退任。「散る桜、残る桜も散る桜」です。

『最高の生き方』(平澤 興 一日一言)

「今が楽しい。今がありがたい。今が喜びである。それが習慣となり、天性となるような生き方こそ最高です」。

『最高の生き方』、いいですね。