2023-03-25

古希の中学校クラス会を企画中、『故郷』

♪兎追ひし彼の山♪ 小鮒釣りし彼の川 ♪夢は今も巡りて 忘れ難き故郷♪

これは、私の好きな『故郷』の歌詞。50年以上も前に卒業した「中学校の古希のクラス会」を今、友達と企画しています。本日は、「故郷」等について少し記します。

私が生まれ育ったのは、島根県の中央にある山間の地域、桜江町鹿賀。かつて学んだ小中学校は、ディーゼル列車で一駅の川越にある桜江町立川越小学校と隣接する川越中学校。

小学校は、一クラスで37名。全員が隣接する川越中学校に入学し、9年間一緒に学びました。その小中学校もかなり昔に廃校です。

クラス会企画の理由は、「人生七十古来稀なり」、私を含めた同級生が2024年度に古希を迎えるのが一つ。「古希の祝い」に、集まれる仲間で参集し、今まで、今、これからの四方山話を楽しみ情報を交換したい。

古希は人生の一つの節目に思います。山形で生活し、これから年齢を重ねると帰省も含めた旅行が容易でない可能性が高い。人生の「終活」に向け昔の仲間とのお別れ。

企画者としては、昔の仲間が参加したくなるクラス会が目標。それを達成するため友達と意見及び情報を交換しています。

♪如何にいます父母 恙無なしや友がき ♪雨に風につけても 思ひ出る故郷♪

37名のクラスの仲間、すでに3名が他界し、多くの仲間の両親も他界。「♪雨に風につけても 思ひ出る故郷♪」、何が「思い出る故郷」なのか、フト考えます。故郷に帰ると、故郷は何時も温かく迎えてくれる。

私達が小中学生の頃は、昭和30年代から40年代の初期。物はなく、知恵を出し、色々と工夫をして遊びました。新緑の春は、山に登り、夏には朝から晩まで日本で13番目に長い、江の川での川遊び。鮎や鯉、鰻等を捕り、それは貴重な夕食のおかず。秋は、クリやアケビ、キノコを採り、山での生活。

「♪兎うさぎ追ひし彼の山♪ 小鮒釣りし彼の川 ♪夢は今も巡りて 忘れ難き故郷♪」。この原体験。故郷は、何時でも変わらず、何時になっても忘れない。

子供の頃、野山や川で思い切り遊び、それを受け入れてくれた自然豊かな故郷。子供の頃の野外での遊び、重要に思います。

♪志を果して いつの日にか歸らむ ♪山は青き故郷 水は清き故郷♪

私は、中学校を卒業し、故郷を離れ、山口県の商船高等専門学校に入学。その後、日本各地で生活しましたが、故郷での生活はありません。

「♪志を果して いつの日にか歸らむ♪」。志を果たせたか定かではありません。しかし、「♪山は青き故郷 水は清き故郷♪」の故郷は、変わりません。故郷は、何時も気持ちよく温かく迎えてくれます。そんな故郷が好きです。

来年8月のお盆、古希の中学校クラス会を楽しみ、『故郷』を味わいたいと思います。

『苦悩は成長の条件』(安岡正篤 一日一言)

「人間は苦悩によって練られてゆくのでありまして、肉体的にも精神的にも人間が成長してゆくために苦悩は欠くことのできない条件であります」。

「そこで苦悩に敗れたらおしまいですから、過失や失敗のために取り乱さないように心がける必要がある」。

「自分の過失を知るということは、自己教育の最も重要な方法の一つであるとともに、人を教育する者の常に注意すべきことであります」。

「物心は相まって自己を完成する。人格も亦、境遇と相作用して進歩するものである。随(したが)って困難な境遇は常に人格の試練を意味し、又能く人格の価値を表明する」。

『苦悩は成長の条件』、心に響く箴言です。