山形学習センターでは、2021年度から毎年3回程度、多面的に活躍されている多彩な方を講師とし、「公開講演会『人間学を学ぶ』」を開催しています。
本日は、8月31日(土)に開催する、本年度第1回目の『公開講演会』を少し紹介します。
日時:令和 6 年8月31日(土) 13:30~15:00(土)
場所:放送大学山形学習センター 講義室
講演者:㈱エル・サン代表取締役会長 早坂 剛 氏
演題:「山形・庄内を消滅都市から元気な地域へ」
事前申し込み:講演会は、対面とZoomのハイブリッドで実施。電話023-646-8836か、メール ymg-sc@ouj.ac.jp でお申し込み下さい。
放送大学の学生以外の方も聴講できますので、ふるってご参加ください。
【講演概要】を以下に記します。
昭和 46 年(1971) 32 歳で起業し、今までの 53年間の足跡を振り返る。令和 6 年(2024) 85 歳の夢男さん。コロナ禍が収束しこれからの庄内の夢。
早坂会長には、最近3回お会いする機会があり、2人だけで地域の発展に関する多面的な意見及び情報交換をしました。85歳とは思えない情熱の塊のような方です。
2017年に松ヶ岡にワイナリーのためのブドウを植え今、ピノ・コリーナの名称で松ヶ岡でワイナリーとレストランを経営されています。人としての魅力のある凄い方です。
是非多くの方が、早坂会長の魅力の一端とその生き方を学ばれることを期待しています。
この『市民講座:シリーズ人間学を学ぶ』の開催趣旨を紹介します。
「人生を如何に生きるか」との命題は、二度ない人生を生きる私たちにとり重要な問題の一つです。
しかし、私たちの多くは、日々の忙しい生活に追われ、ゆっくりと人生について考える時間が少ないのかもしれません。
そのような中『市民講座:シリーズ人間学を学ぶ』の趣旨は、講演者が歩んできた人生等を紹介し、その多面的な学びを通じ、参加者の皆さんが自らの人生を考える一助にすることです。
ここでは「人間学」を「人生をより良く生きるための人としてのあり方に関する多面的な学び」と広義の意味で捉えたいと思います。
幕末の儒学者佐藤一斎先生は、『言志四録、三学戒』の中で「少(わか)くして学べば壮にしてなすあり。壮にして学べば、老いて衰えず。老いて学べば、死して朽ちず」と生涯の学びの重要性を指摘しています。
本講演会では、多くの皆さんが、忙しい中で生活している今、ちょっと立ち止まり、少しの間、生涯の学びの一つ「生きること」を一緒に思索できれば嬉しく思います。
ご講演いただく早坂会長に感謝です。
『求めるとぶつかる』(安岡正篤 一日一言)
「書物でも、何か真剣に研究を始めて本屋へ入ると、それに関連する文献は必ず目に入る。不思議に、それこそ本に霊があるかのように、待ってましたといわんばかりに、ふいっと目に入る」。
「これは本屋漁(あさ)りする人は皆経験することだ。ところが、こちらが何の問題意識もなしに、つまり空々漠々で本屋へ行っても、くだらない駄本しか目につかない」。
「それと同じように、人間も真剣に求めていると必ず求める人物にぶつかるものです。生きた人物にもぶつかるし、故人にもぶつかる」。
『求めるとぶつかる』、心に留めたい教えです。