2024-08-15

終戦記念日

本日は、終戦記念日。一部再掲も含め大東亜戦争について少し記します。

鹿児島県の南に知覧という街があります。知覧には、大東亜戦争末期に陸軍特別攻撃隊の特攻機が発進した基地がありました。

私は、縁あって知覧にある「知覧特攻平和会館」を二度訪問し、そこに展示してある特攻隊員の方々の遺品や遺書を観ました。遺書を読むたびに涙が止まらなかったことを思い出します。

大東亜戦争が終わるまで日本の優秀な少年達は、陸軍少年飛行兵や海軍飛行予科練習生を志願し、それらの志願兵は、神風特別攻撃隊員として知覧から数多く出撃し、散華されました。

私の父は、17歳で陸軍少年飛行兵を志願し、陸軍伍長として札幌で終戦を迎える。私が子供の頃、時々、父から戦時中の話を聞いたことがあります。祖母は生前、まさか父が生きて還ってくるとは思わず、父が家に帰ってきたときは、本当に驚いたと話していました。亡き父を思い出す、終戦記念日です。

各地域には、大東亜戦争で出征し、戦死された方々を慰霊する「忠魂碑」があります。私が住む松ヶ岡や、子供達がお世話になった広瀬小学校にも忠魂碑があり、その裏面には戦死された方々の名前が記してあります。

本日正午、黙祷を捧げたいと思います。

『思考の三原則』(安岡正篤:一日一言)

「私は物事を、特に難しい問題を考えるときには、いつも三つの原則に依るように努めている。

第一は、目先に捉われないで、できるだけ長い目で見ること、

第二には、物事の一面に捉われないで、できるだけ多面的に、できれば全面的に見ること、

第三に、何事によらず枝葉末節に捉われず根本的に考える、いうことである。

目先だけで見たり、一面的に考えたり、枝葉末節からだけで見るのと、長期的、多面的、根本的に考えるというのとでは大変な違いがある。

物事によっては、その結論が全く正反対ということになることが少なくない。我々は難しい問題にぶつかる度にこの心がけを忘れてはならぬ」。

『思考の三原則』、肝に銘じたいと思います。