2022-08-07

『第5回市民講座:人間学を学ぶ』ご案内

多面的に活躍されている多彩な方を講師とし、山形学習センターで昨年11月から2ヶ月に1回程度で5回シリーズ、『市民講座:シリーズ人間学を学ぶ』を開講しています。

本日は、8月21日(日)『第5回市民講座』のご案内と講演者のご紹介をします。

『市民講座:シリーズ人間学を学ぶ』 

第5回 「プラス思考で輝いて生きる ~思考と言葉のちから~」

日時 2022年8月21日(日)13時30分~15時

場所 放送大学山形学習センター 講義室

講演者(株)Bマインド代表取締役 関根 近子 氏(元資生堂 執行役員常務)

ネット配信も予定しています(事前申し込み:電話023-646-8836、メール ymg-sc@ouj.ac.jp)。

放送大学の学生以外の方も聴講できますので、ふるってご参加ください。

講演概要を以下に記します。

「今日という日は残りの人生の中で一番若い日である。過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」。

「これは、私が39歳の時、仕事とプライベートで悩み苦しんでいた時に出会った社内研修冒頭での講師の言葉です」。

「ポジティブ思考・視点を意識したことで、その後の人生が豊かに輝かせてくれたことを自らの体験と重ね合わせ講演します」。

「『聞いた人が元気になる』、私の講演活動の目指すところです」。

多くの方が、関根先生の講演を聴講されるのを楽しみにしています。

この『市民講座:シリーズ人間学を学ぶ』の開催趣旨を紹介します。

「人生を如何に生きるか」との命題は、二度ない人生を生きる私たちにとり重要な問題の一つです。

しかし、私たちの多くは、日々の忙しい生活に追われ、ゆっくりと人生について考える時間が少ないのかもしれません。

そのような中『市民講座:シリーズ人間学を学ぶ』の趣旨は、講演者が歩んできた人生等を紹介し、その多面的な学びを通じ、参加者の皆さんが自らの人生を考える一助にすることです。

ここでは「人間学」を「人生をより良く生きるための人としてのあり方に関する多面的な学び」と広義の意味で捉えたいと思います。

幕末の儒学者佐藤一斎先生は、『言志四録、三学戒』の中で「少(わか)くして学べば壮にしてなすあり。壮にして学べば、老いて衰えず。老いて学べば、死して朽ちず」と生涯の学びの重要性を指摘しています。

本講座では、多くの皆さんが、忙しい中で生活している今、ちょっと立ち止まり、少しの間、生涯の学びの一つ「生きること」を一緒に思索できれば嬉しく思います。

『求めるとぶつかる』(安岡正篤 一日一言)

「書物でも、何か真剣に研究を始めて本屋へ入ると、それに関連する文献は必ず目に入る。不思議に、それこそ本に霊があるかのように、待ってましたといわんばかりに、ふいっと目に入る」。

「これは本屋漁(あさ)りする人は皆経験することだ。ところが、こちらが何の問題意識もなしに、つまり空々漠々で本屋へ行っても、くだらない駄本しか目につかない」。

「それと同じように、人間も真剣に求めていると必ず求める人物にぶつかるものです。生きた人物にもぶつかるし、故人にもぶつかる」。

『求めるとぶつかる』、心に留めたい箴言です。