2022-08-03

「『致知』読書会」、「特集 挑戦と創造」

放送大学山形学習センターでは、2ヶ月に一度、有志で月刊誌『致知』を読み人間学を学んでいます。本年度第2回読書会を7月下旬に開催しました。今回は、対面とZoomの併用、少し紹介します。

この読書会は、3つの記事を教材に『致知』からの学び及び、出席者からの意見交換を通じた学びによる自己研修です。

3つの記事は、「巻頭の言葉」、藤尾社長の「リード文」、「特集記事の一つ」です。今回の教材は、「致知」 2022年5月号 「特集 挑戦と創造」。

「特集記事の一つ」は、『ミシュラン三ツ星に選ばれ続ける店はどこが違うのか』。三ツ星オーナーシェフの岸田周三さんと米田肇さんの対談記事が教材の一つでした。

『1ヶ月間のサバイバル、徹底的に周りを観察する』。「皆が何をしてもらったら嬉しいかを考え「徹底的に周りを観察する。その結果、気が利く、仕事ができると評価される」」。

『天才シェフの師匠に学んだ料理に向き合う姿勢』。「自分から仕事を取りに行き、これでもかと完璧を求め続けるところに挑戦と創造の極意がある」。

『15年連続で三ツ星に君臨する「カンテサンス」』。「どんな辛い事があっても乗り越えられたのは、反骨精神が支えだった」。

『選ばれ続ける店を作るために大切なこと』。「一緒に働く仲間には誠実である。対人関係が重要で、仲間の精神状態への気配りが必要である」。

『未開の分野に挑戦し、新たな創造を生む極意』。「考え続ける事が重要である。自分で問題を見つけ改善案を考えられる人は成長する。伸びるか否かは能動的か受動的か」。

「日々の業務に追われると自分の夢を忘れる。昨日より今日、今日より明日へと日々成長することが大事」。

「もう無理だと思う瞬間は答えが出る一歩手前と信じて挑戦し続けていく先に、新しい創造の世界が開けていくのではないか」。

参加者からの感想の一部を紹介します。

「自らの人生の計画を立て、それに果敢に挑戦する。そして、人生哲学がしっかりしていると夢を実現できるのではないか」。

「二人のオーナーシェフは、小学生の頃からシェフになることを夢見て、それに向けて挑戦し続けている。自分の人生に夢を描くことが重要に思う」。

「二人に共通していることは、専門力と巾の広い人間性、人間力。誠実さ。人間力と専門力を有することは重要だと感じる」。

今回の「読書会」も多面的な学びと刺激になりました。参加者の皆さんに感謝です。

『失敗にくじけるな』(平澤 興 一日一言)

「どの方面を問わず、偉大な仕事は、たとえば表面に出る成功の何倍も何十倍もの失敗という山脈の中にそびえる一つの峰である」。

「われわれにとって恐ろしいのは失敗そのものではなく、その失敗によってくじけることである」。

「伸びる人にとって失敗は不幸どころか、むしろ幸福への再出発なのである」。

『失敗にくじけるな』、肝に銘じます。