2024-09-07

趣味の農業果樹編、「イチジク」の収穫

果物の里、ここ松ヶ岡、モモの収穫が終わり、これからは柿です。我が家でも柿の木があり、収穫を楽しみにしています。今、収穫を楽しんでいるのは、イチジク。再掲も含め少し記します。

我が家には、果樹が13種類ありますが、種ごとの木の本数は、1)スモモ、2)ブドウ、3)イチジクがベスト3です。イチジクは4本。

我が家の果樹園の特色は、果樹の種類数が多く、多様性が高いこと。生産効率は低いですが、「趣味の農業」、果樹の多様性を保ち、農薬散布をせずに果樹を生産。

6年ほど前にイチジクの木を購入。熟成すると実の表面が小豆色になる通常のイチジクを想定。

しかし、購入したイチジクは熟成しても実の大きさが、通常のイチジクの1/3 程度、表皮は薄い黄緑、小豆色ではありません。

「こりゃ、失敗したな。苗木を購入する時、もう少し吟味すればよかった」と、反省。一方で、このチビイチジク「怪我の功名(?)」的なこともあり。

熟れると小豆色になる通常のイチジク。鳥は、熟れて小豆色になったイチジクを食べます。一方、チビイチジク、熟成しても小豆色でなく黄緑、鳥の摂食はほとんどなし。

色だけでなく、葉が繫茂した中にチビイチジクがあり、鳥はイチジクを発見しにくい。このチビ太郎、結構甘くて美味しい。

鳥の加害よけにを購入。この鷹が良い仕事をし、鷹が飛ぶことで小鳥の被害はなし。有り難い。

毎朝、腰に付けた魚籠(ビク)にイチジクを収穫しますが、ビクが重くて腰が抜けるくらいの収穫量。イチジクは、生食も良いですが、煮てジャムとして食するのも美味しい。

一般的に果樹の無農薬栽培は、難しいが、イチジクは木の中に潜り込むカミキリムシさえ退治すれば、農薬散布は不要に感じる。

このカミキリムシは、木に穿孔し、その小さな穴から木くずを出すので、発見と防除は容易。

木の上で発見した成虫は、「名刀正宗」の剪定バサミで「チョッキン」と一刀両断。そして、木の中にいる幼虫は、「キンチョールE」のスプレーで一発殺虫。

害虫の防除をするたびに大学院でお世話になった農薬学が専門の教授の一言を思い出します。「安田君、生物的防除のような役に立たん研究は止めて農薬を使いなさい。農薬を。簡単やないか」。

恩師は、一昨年の暮れに94歳で亡くなられましたが、大学院や学位取得後も色々とお世話になりました。

イチジクから害虫防除になり、大学院の恩師を思い出す。趣味の農業、朝からいい汗を流し、作物の生育や収穫から元気をもらって楽しんでいます。味覚の秋、いいですね。

『気力旺盛』(安岡正篤 一日一言)

「気力が旺盛であるということが個人的にも民族的にも最も大事なことで、気力を弱くしてしまったら、教養が多少あろうが、頭脳・知性が優れていようが、技能が発達していようが問題でない」。

「気力というものが一番大事で根本的なものである。日本民族もこの気力を失わなければ、気力が旺盛になれば、いろいろの欠陥は少しも苦にする必要はない」。

「反対にどんな長所があっても、例えば知性だ、技能だ、その他教養があるといっても、気力が旺盛でなければ個人も国家も発展しない」。

何時までも『気力旺盛』でありたいと思います。