2024-09-03

今年度第1回、『シリーズ人間学を学ぶ』

8月下旬、今年度第1回、『市民講座:シリーズ人間学を学ぶ』を開催しました。少し紹介します。

講演者は、エル・サン代表取締役会長 早坂 剛 先生。演題は、「山形・庄内を消滅都市から元気な地域へ!!」


会長さんとは、この3ヶ月に3回、2人だけでお話する機会があり多面的な情報及び意見交換を実施。その時に、これまでの人生やこれからの夢をお聞きし是非、『人間学を学ぶ』でご講演をお願いしたく思う。

そして、ご講演を依頼し快諾。とても嬉しく思いました。

「講演概要」は、1.昭和46年(1971)32歳で起業し、今までの53年間の足跡を振り返る。2.令和6年(2024)85歳の夢男さん、コロナ禍が収束し、これからの庄内の夢を語る。

早坂会長が創設されたエルサングループについてHPより一部抜粋して紹介します。

エルサングループは、1971年鶴岡市内に和風レストランとして産声をあげて2024年で創業53年目。

当時、料亭や旅館、ホテルでの披露宴が主流である中、地域にいち早く、披露宴専門事業としてのグランドエル・サンを郊外にオープン。

グランドエル・サンの創業及び継続・発展に関しては、並々ならぬご苦労を経験。創業者の苦労は大変であることを再認識しました。

その後、衣装室事業、洋菓子事業、数々のレストラン事業、葬祭事業と常に10年、20年先を見据え、新たなチャレンジを続ける。

時代の流れや流行の変化が早く、生活環境や生活様式がドンドン変化する現在、環境に適応する企業経営はとても大変であることを学ぶ。

そして2020年には鶴岡市羽黒松ケ岡に新たな事業として、ピノ・コッリーナ松ケ岡ワイナリーをオープン。

先人が紡いだ遺徳の畑を守り、50年先の次世代へワイナリーを中心に新たな食文化を根付かせ、世界に発信し、地域に貢献。これがエルサングループで活躍するスタッフへの未来への約束。

会長さんの講演を聞き、組織のリーダーは先見性が必要であるとともに、決断力と実行力の重要性を再認識。リーダーの資質により、組織は発展もすれば倒産もする。

講演の最後は、「持続可能な都市に向けたチャレンジ」として、「4つのインフラ整備」の提言(夢)を熱く語っていただいた。

松陰先生の教え、「夢なき者に成功なし」が浮かぶ。地域の発展や再生を具体的に考える会長、凄い人だと感じる。生き方を学ぶ、その重要性を再認識。

「山形・庄内を消滅都市から元気な地域へ」との大変熱のこもった熱い講演。元気と熱さをいただいた。早坂会長85歳、是非、100歳以上生き抜いて、大所高所からの提言の継続をお願いした。

会長さんの生きざまに渋沢栄一氏が晩年に好んで揮毫した「天意夕陽を重んじ、人間晩晴を貴ぶ」を思い出す。

講演後は、数多くの質問が出され、とても盛り上がった『人間学を学ぶ』。会長さん及び参加者に感謝です。

『成功は苦辛(くしん)の日に』(安岡正篤 一日一言)

「先賢が教えてくれている──愚はよく他の欠点を挙げるが、自己の欠点を知らない。話はうまいが、行いはつまらぬ」。

「若い時はうかうかして過ぎ、壮時(そうじ)にはせかせか動き廻り、老年には愚痴ばかりになり易い」。

「正に、敗事は多く得意の時に因(よ)り成功はつねに苦辛の日に在る。やはり平生能(よ)く道を聞くことだ」。

『成功は苦辛の日に』、肝に銘じたいと思います。