2024-09-12

鶴岡、馴染みのスナックと「お母さん」

私はあまりスナックには行きませんが、鶴岡に「酒を愛する友人」等が来ると居酒屋で夕食後にスナックに行くこともあり。先日、久しぶりに「酒を愛する」知り合いとスナックに行ったので少し記します。

鶴岡で行くスナックは、1軒だけ。もう30年以上のお付き合い。スナックの「お母さん(ママ)」がいい人。ボトルをキープしますが、カラオケでいくら迷惑をかけても迷惑料(勘定)は、一人2000円ポッキリ。

学会等で「酒を愛する友人」たちと色々な地域のスナックにも行きましたが、鶴岡、馴染みのスナックのようなお店はなし。

お通しも半端でない。訪問した夜は8品サザエのつぼ焼き付き。これで勘定は2000円ポッキリ。何時もお通しは8品程度で、美味しい品が揃う。全品手作りの絶品。有難い。


スナック選びは、人それぞれでしょう。しかし、余程のお金持ちでない限り、いくら酔ってもコスト・パフォーマンスをチェックし、再訪するか否かを判断。再訪したくなるお店はほとんどなし。

何が再訪の有無を決定するか。人それぞれに思う。

鶴岡、馴染みのスナック、「お母さん」との相性もあり。「お母さん」は美人で優しく、凛としている。そして、言うべきことは、はっきり言う。お店に相応しくないお客は強制退去させる。これも良い処と思う。

はたから見ると商売っ気は薄いと感じる時もある。先日も外から見えるお店の看板の灯が消えている。さらにお店の前の看板も消灯。一緒に行った知り合いは、「今日はお休みですよ」と言う。

「昨日、予約したから休みってことはないですよ」と私。恐る恐る店のドアを開けると超満員。お店の看板を消してもお客で一杯。凄いお店。予約しないと入れないほど盛況。

お客が再訪したいと思うには、共通項があるように感じる。「お母さん」と色々な話をするわけでもないし、カラオケを歌うわけでもない。しかし、たまにヒョッコリ行って、ぼんやりグラスを傾けたいと思うお店。

居心地が良い。居心地の良さは、「お母さん」の人柄、適度な気配りと距離感、会話の質かと感じる。「お母さん」、お店の切り盛りは一人で対応。混みすぎの時は、お客が手伝うこともある。

さらに、「お母さん」は、いくら混んでいても必ずお店の外の道路まで見送りに出る。しかし、全てのお客さんを見送るわけではない。この辺りは30年の付き合いのなせる業か?

よくは分からないけど、またヒョッコリ行きたいと思う数少ないお店。お店を長く続けて欲しいと思う。

本日は、「鶴岡の馴染みのスナックと「お母さん」」について少し記しました。「お母さん」に感謝。

『縁尋機妙、多逢聖因』(安岡正篤:一日 一言)

「良い縁がさらに良い縁を尋ねて発展していく様(さま)は、誠に妙(たえ)なるものがある。これを「縁尋機妙(えんじんきみょう)」という」。

「また、いい人に交わっていると良い結果に恵まれる。これを「多逢聖因(たほうしょういん)」という。人間はできるだけいい機会、いい場所、いい人、いい書物に会うことを考えなければならない」。

『縁尋機妙 多逢聖因』、縁大事ですね。