2022-09-14

放送大学広報活動、「盛和塾元塾生訪問」

放送大学の職業別学生数で最も人数が多いのは会社員。約9万人の学生のうち23%、約2万人です。

2022年度10月入学に向けての広報活動が、9月上旬に終わりました。

今回は、京セラ元会長の故稲盛和夫さんが、創設された盛和塾の元塾生の会社等も訪問し、放送大学を紹介。本日は、盛和塾について少し紹介します。

盛和塾は、1983年に稲盛塾長が51歳の時、京都の若き経営者の方々から「いかに経営をすべきか教えてほしい」と依頼されたことを機に、25名で始まった会です。

その後、稲盛さんは若手中小企業の経営者に塾長として生き方や経営を指南。

盛和塾では、塾生が熱心に「心を高め、会社業績を伸ばして従業員を幸せにすることが経営者の使命である」とする稲盛経営哲学を学び続けました。

やがて評判を聞いた方や、「知り合いにもぜひ勧めたい」という塾生により全国各地に拡大。36年の活動を経て、2019年末の閉塾時には、国内56塾、海外48塾、塾生数は約15,000名。

盛和塾では主に、塾長が出席する塾長例会と、各支部が自主的に運営する自主例会がありました。

塾長例会では塾長講話や経営体験発表及び経営問答等の勉強会と懇親会。さらに盛和塾世界大会や塾長との国内及び海外ツアーも企画され、塾生は、塾長から多面的に学びました。

約15年前に「盛和塾庄内」が結成され、私も塾生として盛和塾に参加し、塾長や塾生から色々と学習。

盛和塾は、ほとんどの塾生が、若手経営者で、毎月の例会は元気がみなぎり、それに出席するだけで元気をもらえました。

この盛和塾は、塾長の強い希望により、3年前の2019年12月末に解散。

解散時、「何度も何度も考えた結果、この塾は一代限りで終わらせるのが一番良いと判断した。組織を残すと、いつか組織を悪用したり、組織の名前を汚したりする人間が出てくる」との結論。

塾長講演会等では、それが終わると塾長と塾生の懇親会があり、最後は何時も参加者全員が肩を組み円形となり塾長の好きな『故郷』の大合唱。

♪兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川♪ 夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷♪

♪如何に在ます父母 恙なしや友がき♪ 雨に風につけても 思い出ずる故郷♪

♪志をはたして いつの日にか帰らん♪ 山は青き故郷 水は清き故郷♪

盛和塾は解散となりましたが、これからも塾長の教えを学んで生きたいと思います。塾長初め多くの塾生にお世話になりました。皆さんに感謝です。

『なによりも大切なこと』(平澤 興 一日一言)

「なによりも大切なことは、人を生かすことである。そして、その人に喜びと勇気と希望を与えることである」。

稲盛塾長、人を生かし、その人に喜びと勇気と希望を与えて会社を経営されたと思います。『なによりも大切なこと』、本質をついた箴言です。